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フルークは10万円以上!?LAN配線作業に必要なLANテスターとは

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こんにちは、ノラです^^

自宅のLAN配線をDIYで行うのに必要な工具や機器の中の1つに、
「LANテスター」というものがあるわ。

厳密に言うとLANテスターが無くてもDIYでLAN配線できるんだけど、
LANテスターがあるとLAN配線がちゃんとできてない場合に早く対応できるの。

実際にLAN配線を業者さんにお願いした場合、
業者さんも配線作業の中でLANテスターを使ってるのよ。

ただLANテスターって言われてもどんなものかいまいちピンと来ない人も多いだろうし、
どんな使い方をするのかもよく分からなかったりするわよね。

そこでどういう機器なのか、
どういう使い方をするのかなどLANテスターについて詳しく説明していきましょう。

     
   

LANテスターは配線したLANケーブルをテストするための機器

名前からある程度想像できると思うけど、LANテスターは配線したLANケーブルを
テストするための機器で、「LANチェッカー」なんて言われることもあるわ。

じゃあ具体的にどういったテストをするのかと言うと、
配線したLANケーブルがちゃんと導通してるかだったり、ケーブルが断線してたり、
結線にミスが無いかといったことをテストするのよ。

それ以外にも、LANケーブルを保護するための「ケーブルグランド」というコネクタが
付いてるかどうかがLANテスターで確認できたりもするのね。

基本的には単にLANケーブルの導通をテストするための機器なんだけど、
LANテスターの機種によっては実際に通信できるかや通信速度が測れるものもあるわ。
(かなり高価だけど・・・)

DIYでLAN配線を行った場合、見た目にはちゃんと配線できてても、
実際に導通してるかは見ただけじゃ分からないわよね。

LANテスターでテストして導通してないとなったらすぐにやり直せるから、
DIYでLAN配線を行う際にはLANテスターがあった方が良いのよ。

DIYで使うLANテスターは親機と子機に分けられるものが良い

LANテスターには、1か所のみテストできるものと親機と子機に分けられて
複数か所を同時にテストできるものがあるわ。

DIYでLAN配線を行う場合には、1か所のみテストできるものでも良いんだけど、
親機と子機に分けられるLANテスターの方が使い勝手が良いのよ。

大抵、光回線の終端装置であるONUが設置されてる部屋とは別の部屋で
有線接続を利用したい時に、自宅のLAN配線を行うわ。

と言うことは、ONUが設置されてる部屋と別の部屋をLANケーブルで繋ぎ、
そのLANケーブルがちゃんと導通してるかをテストすることになるわよね。

1か所のみテストできるLANテスターだと、まずONUが設置されてる部屋で配線した
LANケーブルの導通をテストして、次に別の部屋に移動してテストしないといけないの。

でも親機と子機に分けられるLANテスターだと、
ONUが設置されてる部屋のLANケーブルに親機、
別の部屋のLANケーブルに子機を繋いで同時に導通してるかがテストできるのよ。

DIYは1人ですることも多いから、配線したLANケーブルのテストの手間を少しでも
省くためにも親機と子機に分けられるLANテスターを使った方が良いってわけね。

LANテスターでは通信できるかどうかまではテストできない

LANテスターはあくまでLANケーブルに断線や結線ミスが無く導通してることを
テストするための機器で、配線したLANケーブルを使って通信できるかどうかまでは
テストできないわ。

もちろん導通だけじゃなくて通信できるかどうかまでテストできるLANテスターも
あるんだけど、高額すぎて素人が使えるものじゃないのよ。

だからLANテスターで導通してることを確認したら、
実際にパソコンなどにLANケーブルを繋いで通信できるかどうかを確認しましょう。

LANテスターの使い方

DIYでLAN配線を行う場合にはLANテスターがあると便利なんだけど、
使い方が難しいと使いたくても使えないわよね。

じゃあ実際に配線したLANケーブルの導通をテストするのに、
LANテスターをどうやって使うのか説明するわ。

メーカーや機種によって使い方が違うんだけど、
例えば「フルーク」というメーカーの「CableIQ」という1か所のみテストできる機種は
本体にLANケーブルを挿してスイッチを押すだけでOKなの。

同じフルークの2か所テストできる「MicroMapper」という機種だと、
まず親機に配線したLANケーブルの片方を挿す。

そしてもう片方を子機に挿したら、
親機の本体側面にあるスイッチを「Off」から「Cable」に切り替えるのよ。

あとは親機のテストボタンを押すだけで、
親機と子機に挿したLANケーブルが導通してるかがテストできるわ。

LANテスターの基本的な使い方はどれも同じで、
LANテスターにテストしたいLANケーブルを挿してボタンを押すだけなのね。

導通してる場合としてない場合のLANテスターの表示を覚える必要はあるけど、
LANケーブルを挿してボタンを押すだけなら機械が弱い人でも使えそうだわ。

LANケーブルのテストは1回だけじゃダメ

配線したLANケーブルが導通してるかをLANテスターでテストする際は、
1回だけじゃなくて何回か繰り返した方が良いわ。

例えばスマホの充電ケーブルでも、長く使ってると決まった角度でスマホに挿さないと
ちゃんと充電できないことってあるじゃない。

それと同じように、配線したLANケーブルに一部ミスがあるんだけど、
特定の条件だと導通することがあったりするのよ。

だから1回だけのテストだとたまたま導通しただけで、
実際にはミスがあってちゃんと配線できてないってこともあるかもしれないわ。

そこで2~3回繰り返してテストすることで、
LANケーブルがミスなく配線できてるかどうかが確認できるってわけなの。

また同じ状態でテストを繰り返すだけじゃなくて、
LANテスターを少し持ち上げたり下ろしたり、さらにはLANケーブルを少しねじったり伸ばしたりした状態でもテストしてみると良いわよ。

そうすると、たまたま特定の条件が揃って導通したわけじゃなくて、
ちゃんとLANケーブルが配線できてて導通してることが確認できるのね。

     
   

LANテスターの値段

LAN配線をDIYで行うのにLANテスターを使うとして、
LANテスターがいくらぐらいするものなのかは知っておきたいわよね。

正直な話、
LANテスターってLAN配線を行う時以外にDIYで使う機会はほとんど無いのよ。

だからLANテスターが高額な機器だと買ってももったいないだけになっちゃうわ。

LANテスターの値段はもちろんピンからキリで、通信できるかどうかや通信速度まで
測れる高性能なものだと100,000円以上するものもあるの。

使い方のところでも紹介したフルークのCableIQは、通信できるかや通信速度も測れる
LANテスターなんだけど、通販サイトでは200,000円近くで販売されてるのよ。

親機と子機に分けられるフルークのMicroMapperは、
通信の可否や通信速度はテストできないからCableIQよりはかなり安いんだけど、
それでも通販サイトでは18,000円ぐらいの値段が付いてるわ。

仕事でLAN配線を行うならこれぐらい高価なLANテスターを使っても良いけど、
さすがにDIYでしかも使う機会が少ない機器に18,000円でも高すぎるわね。

お手頃な値段のLANテスターもある

LANテスターは高額な機器ってわけじゃなくて、
もっとお手頃な値段で販売されてるLANテスターもあるのよ。

例えばサンワサプライというメーカーの「LAN-TST3Z」は、
導通のテストしかできないけど、通販サイトだと1,600円前後で手に入るわ。

LAN-TST3Z以外にも1,500~3,000円の間で買えるLANテスターがあるし、
中には1,000円以下で販売されてるものもあるのよね。
(さすがに1,000円以下は購入者の評価があまり高くない)

先のフルークのLANテスターが安いものでも18,000円だから、
いくら安いのはありがたいと言っても1,600円じゃあ安すぎる感じがするわね。

でも通販サイトのレビューを見ると、
「DIYで使うには十分な性能」など結構高く評価されてるのよ。

フルークのLANテスターは電気工事のプロが使うような本格的なものだから
高額なんであって、DIYで使うならサンワサプライのLANテスターのように
2,000円以下のものでも十分だったりするのね。

LANテスターのレンタルサービスもあるが・・・

実はLANテスターは、電子機器のレンタルを行っている
 ・NTTレンタル
 ・オリックス・レンテック
などで借りることもできるわ。

1か所LAN配線するだけで、他に使い道のないLANテスターを買うのは
もったいないって人にはレンタルがおすすめ・・・ってわけでもないのよ。

例えばフルークのCableIQは買うと200,000円近くするけど、
NTTレンタルだと1日1,600円で借りることができるの。

サンワサプライのLANテスターを買うと1,600円ぐらいだから、それなら高性能な
フルークのLANテスターを1日レンタルした方が良いって思うわよねぇ。

でもね、NTTレンタルもオリックス・レンテックも法人向けのレンタルサービスで、
個人だと利用できないのよ。

ホームセンターでは工具はレンタルできるけど、
さすがにLANテスターのレンタルは行ってないわ。

だからDIYでLANテスターを使おうと思ったら、
他に使い道が無くてもったいないと思っても、買うしかないのね。

LANテスター以外にDIYでのLAN配線に必要なもの

LANテスター以外にLAN配線をDIYで行うのに必要なものと言えば
 ・カシメ工具
 ・通線ワイヤー
の2つね。

「カシメ工具」はLANケーブルにコネクタやモジュラージャックを取り付ける際に
圧着させるため工具で、圧着工具と言われることもあるわ。

「通線ワイヤー」はLANケーブルを壁の中の配管に通す際にガイドになるもので、
配管にLANケーブルを通すなら必須の工具よ。
(床や壁にLANケーブルを這わせるなら不要)

カシメ工具が無いとLANケーブルを自作できない

先にも少し説明したように、カシメ工具はLANケーブルとコネクタや
モジュラージャックを圧着させるための工具なの。

LANケーブルをコネクタやモジュラージャックに挿し込むだけじゃダメで、
しっかり圧着させることでLANケーブルが導通・通信できるようになるのよ。

DIYでLAN配線を行う時には、両端にコネクタが付いてない自作用LANケーブルを
使うことが多いわ。

自作用LANケーブルを必要な長さにカットして壁の中の配管に通して、
LANケーブルの片方の先端にモジュラージャックを取り付けて壁に固定して
光コンセントとして使えるようにするの。

もう片方の先端にはコネクタを取り付けるから、DIYでLAN配線を行うのに
LANケーブルを自作するんだったらカシメ工具が絶対必要なのね。

カシメ工具不要で圧着できるコネクタやモジュラージャックもある

LANケーブルを自作するのにカシメ工具が絶対必要って言ったけど、
実はカシメ工具が無くても圧着できるコネクタやモジュラージャックもあるのよ。

例えばパナソニックの「ぐっとす」っていうモジュラージャックは、
LANケーブルの芯線を挿し込んだら付属のキャップを装着するだけで
LANケーブルとモジュラージャックが圧着できちゃうわ。

「ぐっとす」などのコネクタやモジュラージャックを使えば、
カシメ工具が無くてもLANケーブルを自作することができるってわけね。

ただカシメ工具無しで圧着できるコネクタとかモジュラージャックって値段が高いのよ。

カシメ工具が必要なモジュラージャックは50個とか100個入りで数百円ぐらい
なんだけど、カシメ工具不要の「ぐっとす」は1個1,000円ぐらいするわ。

「ぐっとす」は1~2回はやり直しができるけど、カシメ工具不要のコネクタや
モジュラージャックは一度LANケーブルに取り付けるとやり直しができないのよねぇ。
(圧着したらやり直しできないのが当たり前)

DIYでLAN配線を行ってLANテスターで確認したら導通してないって場合には、
コネクタやモジュラージャックの取り付けがちゃんとできてないことも多いの。

やり直すことを前提に考えると、1個1,000円もする「ぐっとす」じゃなくて、
50個や100個で数百円のモジュラージャックをカシメ工具で圧着させた方が
経済的かもしれないわね。

通線ワイヤーは荷造り用のビニール紐で代用可能

壁の中の配管にLANケーブルを通すなら通線ワイヤーが必須って先に書いたけど、
実は荷造り用のビニール紐が通線ワイヤーの代わりとして使えるのよ。

LANケーブルを通したい部屋からONUが設置されてる部屋に向けて通線ワイヤーを
配管に通したら、通線ワイヤーの先にLANケーブルを巻き付けるの。

そしてLANケーブルを通したい部屋で通線ワイヤーを巻き取っていけば、
通線ワイヤーに巻き付けたLANケーブルを配管に通せるって仕組みね。

ビニール紐の場合は、ONUが設置されてる部屋の配管に先端に結び目を付けた
ビニール紐を挿し込んでおくの。

掃除機でLANケーブルを通したい部屋の配管の口を吸引すれば、
ビニール紐が配管の中を通って吸い込まれるのよ。

あとはONUが設置されてる部屋のビニール紐の先端にLANケーブルを括り付けて、
LANケーブルを通したい部屋でビニール紐を手繰り寄せていけばLANケーブルが
配管の中を通るってわけ。

初めてDIYでLAN配線を行うなら通線ワイヤーを使った方が良いと思うけど、
通線ワイヤーも他に使い道が無いから、買うのがもったいないならビニール紐を
通線ワイヤー代わりに使うのもアリね。

潤滑油やケーブルストリッパーもあると作業がはかどる

DIYでLAN配線を行うのに必要ってわけじゃないけど、
 ・通線用潤滑油
 ・ケーブルストリッパー
なんかも有ると作業がはかどるわよ。

壁の中の配管にLANケーブルを通す場合、配管が空なら問題無いけど、
既に他のケーブルが通ってる場合には摩擦でLANケーブルが通りにくくなるの。

通りにくいだけならともかく、場合によっては配管の途中で他のケーブルとの摩擦で
LANケーブルが動かなくなることもあるのよねぇ。

そうなると業者さんを呼んでLANケーブルを抜いてもらわないといけなくなるから、
通線用潤滑油を使ってLANケーブルの滑りを良くしておくってわけ。

また配管にLANケーブルが通ったら、LANケーブルの先端にコネクタや
モジュラージャックを取り付けるけど、その際にケーブルの被覆部分を剥いて
中の芯線を出さなきゃいけないのよ。

もちろんカッターやハサミで切れ目を入れて被覆部分を剥いても良いんだけど、
カッターやハサミで切れ目を入れると中の芯線にまで傷を付けちゃう可能性があるわ。

芯線に傷が付くとコネクタやモジュラージャックを取り付けてもLANケーブルは
導通しないから、専用のケーブルストリッパーを使って被覆部分を剥いた方が良いのね。

LANケーブルを自作するのに必要な工具が揃ったキットもある

LANテスターにカシメ工具、通線ワイヤーとDIYでLAN配線を行うのに
必要な機器・工具を1つずつ揃えていくと、1つ1つは高額じゃなくても合計では
結構な金額になっちゃうわね。
(1つずつ揃えると20,000円前後かかることも)

そこで通線ワイヤーを除いた、
LANケーブルを自作するのに必要な工具が揃ったキットを使うって手もあるのよ。

通販サイトで「自作工作キット」などと検索すると、
 ・LANテスター
 ・カシメ工具
 ・ワイヤーストリッパー
 ・ドライバー
などがセットになったものが出てくるわ。

値段も3,000~5,000円ぐらいだから、
1つずつ買うよりもセットになったキットを買う方がお得なのね。

まとめ

LANテスターは、
配線したLANケーブルがちゃんと導通してるかどうかをチェックするための機器よ。

DIYでLAN配線するのに無きゃダメって機器でもないけど、
DIYに慣れない内は結線ミスなどで配線したLANケーブルが導通しないことも
少なくないからLANテスターはあった方が便利なのね。

フルークのLANテスターのように、通信の可否や通信速度まで測れる高性能なものは
100,000円以上するから、DIYで使うには高額すぎるわ。

DIYで使うには、通信の可否や通信速度は測れないけど、
導通の可否はチェックできるサンワサプライなどの1,500~3,000円ぐらいで手に入る
LANテスターでも十分よ。

LANテスターだけ購入するんじゃなくて、LANケーブルを自作するのに必要な
 ・カシメ工具
 ・ケーブルストリッパー
などとLANテスターがセットになった自作工具キットを買うのも良いかもしれないわね。

   
   

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