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Blackviewのタブレットの驚くべき評判とは

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通販サイトでタブレットを探していて、価格の安さで目を惹くのが「Blackview」です。

ではBlackviewとはどういったブランドなのか、
タブレットの評判はどうなのかなどを詳しく見ていきましょう。

     
   

Blackviewは中国の電機メーカーブランド

Blackviewは中国の電子機器メーカーのブランドです。

「Shenzhen Doke Electronic」というメーカーのブランドで、
ほとんどの製品がBlackviewブランドとなっています。
(参照:https://jp.blackview.hk/pages/about-blackview)

タブレット以外にも
 ・スマホ
 ・スマートウォッチ
 ・ミニパソコン
 ・ワイヤレスイヤホン
 ・ワイヤレス充電器
などを作っています。

日本でもBlackviewブランドの商品を購入することができますが、
日本法人は設立していないようです。

公式サイトは外国語を日本語訳しただけのものですし、
問い合わせ先メールアドレスのドメインが「.hk」で香港のものになっています。

エントリーモデルと言われる低価格帯のモデルがほとんどで、
タブレットやスマホは1万代から購入可能です。

Blackview製品は中国で作られている

タブレットを始めとしたBlackviewブランドの製品は中国で作られています。

日本では中国で作られた製品は敬遠されがちですが、
タブレットなどの電子機器で中国製を無視することはできません。

中国には世界中の電子機器メーカーの工場が集まっており、
特に深セン市は「アジアのシリコンバレー」とも言われています。

国内外の大手メーカーの製品を受託生産している事業者も多く、
Shenzhen Doke Electronicもかつては大手メーカーの製品をOEM生産していました。

かつて Shenzhen Doke Electronicは大手メーカーの製品を作っていたわけですから、
タブレットを含めたBlackview製品は品質的にも問題はありません。

何より日本向け電子機器は現状ではほとんど中国で作られており、
中国製を無視して選択肢を極端に狭めるのは得策とは言えないです。

Blackview製品に危険性は無い?

タブレットを始めとしたBlackview製品について色々と調べてみましたが、
現状ではセキュリティ上や性能上の危険性に関する報告は見つかりませんでした。

サイバー攻撃などでユーザー情報が漏えいしたといったこともありませんし、
スマホのバッテリーが発火したといった情報もありません。

Huaweiなど一部の中国メーカーに対して取引制限を課したり、公的機関での
取り扱いで禁止しているアメリカでもBlackview製品が販売されています。

イギリスなどのヨーロッパでもBlackviewのタブレットやスマホが使われていますから、
現状では情報漏えいのリスクは低いと思われます。

Blackviewは中国のメーカーブランドですが、
欧米各国から特に危険視されていないので安全に使えると思って大丈夫です。

ただし中国には国家情報法という法律があり、中国の全ての人・企業は
国家のいかなる情報収集にも協力しなければならないと定められています。

現状では国家情報法に基づいた情報収集は、
Shenzhen Doke Electronicに対しては行われていないようです。

しかし将来何かしら中国が関わる有事が発生した場合には、国家情報法に基づく
情報収集が行われる恐れがあることは頭に入れておいた方が良いでしょう。

Blackviewのタブレットの評判

Blackviewのタブレットの評判で最も多く見られたのが「コスパが高い」というものです。

タブレットは性能によって価格が大きく変わり、
例えばAppleのiPadだと安いモデルでも4万円以上はします。

ハイスペックモデルとなると10万円を超えることも珍しくないですが、
Blackviewのタブレットは安いものだと16,000円台となっています。
(参照:https://jp.blackview.hk/collections/tablet-pc)

16,000円台で購入できる「Blackview Tab70」は、
ディスプレイサイズが10.1インチと大きいです。

ストレージは内蔵が64GBですmicroSDカードの使用が可能で+1TBまで
増強できますし、Wi-Fi6にも対応しています。

ただメモリは3GBしかなく、
CPUも「Rockchip RK3562」でそれほど性能は高くありません。

上位モデルはメモリが12GBで、
+12GBの増強が可能なので最大でメモリが24GBとなります。

内蔵ストレージは256GBでmicroSDカードを使って+1TBまで増やせ、
CPUはミドルレンジの「MediaTek Helio G99」です。

メモリ最大24GBでCPUがミドルレンジの上位モデルでも4万円台ですから、
他メーカーより価格は安くてコスパが高いと評判なのも納得です。

Widevine L1対応で画質が良い

Blackviewのタブレットは、
「Widevine L1」に対応しているので画質が良いと評判になっています。

ちなみにWidevineはGoogleが開発したデジタルコンテンツの保護システムです。
(参照:https://developers.google.com/widevine?hl=ja)

Widevineに対応した機器でデジタルコンテンツを視聴すると、
不正なコピーや録音ができなくなります。

デジタルコンテンツ側に有利なことばかりではなく、Widevine対応機器では
動画の高画質再生が可能になるユーザー側に有利な点もあるのです。

WidevineにはL1・L2・L3という3つのレベルがあり、
一番低いL3には480pのSD画質までの制限がかけられています。

SD画質はDVDや終了した地上アナログ放送と同じ画質で、
スマホのような小さい画面なら良いですがタブレットだとかなり粗く感じます。

L2は解像度がhalf HDと言われる540pに制限され、
当初の地上デジタル放送ぐらいの画質となります。

L1は解像度に制限が無く、
1080pのフルHDはもちろん2160pの4Kでの再生も可能です。

Blackviewのタブレットは先の16,000円台の安いモデルでもWidevine L1対応で、
ネット動画を高画質で再生できます。

バッテリー容量が大きい

Blackviewのタブレットはバッテリーの容量が大きいのも高い評価を受けています。

例えば先の16,000円台の安いモデルでも6580Amhのバッテリー容量で、
他メーカーのエントリーモデルより1割ほど容量が多くなっています。

連続待ち受け時間は700時間ぐらいで、動画なら連続5.5時間、
音楽なら連続12時間の再生が可能です。

フル充電しておけば1日ぐらいは余裕でバッテリーがもちますし、
使い方次第では2~3日は充電なしで使えます。

バッテリーの容量が多ければ充電器を持ち歩く必要が無く、
充電回数が少なくなるので電気代の節約にも繋がります。

ただあまりにもバッテリーが長持ちなので、「たまに充電するのを忘れてしまう」という
大容量バッテリーならではのマイナス意見も見られました。

普段使いなら良いがビジネス用としては力不足

Blackviewのタブレットについては、「普段使いするだけなら十分だけど
ビジネス用として使うには力不足」という評判もあります。

16,000円台などの安いモデルには、
価格重視で性能はそれほど高くないCPUが搭載されています。

ネットサーフィンやネット動画の視聴、簡単なゲームぐらいなら問題ありませんが、
動画を編集したり容量の大きいオンラインゲームは難しいです。

ExcelやWordも使えますが、マルチタスクだと動作が少し重くなりますし、
がっつり作業するのには向いていません。

動画編集などの込み入った作業をしたりビジネスで使うのであれば、
Blackviewのタブレットでも4万円前後のミドルレンジモデルが必要です。

BlackviewのタブレットはSIM運用に不向き

Blackviewのタブレットは「SIM運用に不向き」という意見も少なからず見られました。

BlackviewのタブレットはWi-Fi接続による通信だけでなく、
SIMカードを使った通信もできるようになっています。

キャリアの回線を使うには別途キャリアか格安SIMの契約が必要ですが、
タブレットを外出先で使うことが多い場合には便利です。

ただBlackviewのタブレットは1・3・5・7・8・20・40というバンドにしか対応しておらず、
使える電波が限られています。

ドコモ回線とソフトバンク回線であればプラチナバンドも使えますが、
au回線は通常4G回線しか使えません。

ドコモとソフトバンクの回線を使う格安SIMならSIM運用も可能ですが、
au回線の格安SIMだとプラチナバンドが使えないので不便です。

au回線の格安SIMを使おうと思ったら認証されなかったという話もありますし、
Blackviewのタブレットとau回線はあまり相性が良くないようです。

実店舗での取り扱いが無い

Blackviewのタブレットが家電量販店やパソコンショップなどの実店舗で
取り扱われていないこともマイナス評価となっています。

ノートパソコンほどではありませんが、タブレットも重さや質感、タッチパネルの反応など
実物を触ってみないと自分に合っているか判断しにくいです。

他メーカーのタブレットであれば家電量販店などの実店舗で取り扱われているので、
実際に触って使い勝手が確認できます。

しかしBlackviewのタブレットは実店舗での取り扱いが無くネット通販で
購入するしかないため、購入前に実物を触って確認できないのです。

特に初めてタブレットを使う場合には、実物を触れないことが
大きなマイナスとなってBlackviewは選択肢から外されることも少なくありません。

     
   

まとめ

Blackviewは中国のメーカーブランドで、
タブレットはリーズナブルな価格ながら性能的にも悪くなくコスパが高いと評判です。

実店舗での取り扱いが無く購入前に実物を触れませんが、1万円台から購入可能
ですから安いタブレットを探しているならBlackviewはおすすめです。

   
   

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