どーもー^^ノラです。
最近はスマホやパソコンなどをインターネットに接続するのに、
Wi-Fiを使うことが多いわよね。
でも自宅でWi-Fiを使ってると、
Wi-Fiの電波が弱くてインターネットに繋がりにくかったり、
場合によっては途中で通信が切れっちゃったりすることってないかしら?
自宅のWi-Fi電波を強くするためにWi-Fiルーターの買い替えを検討してる人も
多いかもしれないけど、実は「アルミホイル」を使えば簡単にWi-Fi電波を
強くすることができるのよ。
それじゃあ、アルミホイルをどのように使えばWi-Fi電波が強くなるのか、
どうしてアルミホイルでWi-Fi電波が強くなるのかなどについて詳しく見ていくわね。
アルミホイルと厚紙だけで自宅のWi-Fi電波が強くなる!?
自宅のWi-Fi電波を強くするのに必要なものは、
適当な大きさの厚紙全体に両面テープなどでアルミホイルを貼り付けたものだけ。
後はアルミホイルを貼り付けた厚紙を少し折り曲げて、
Wi-Fiルーターを囲うようにセットすればOKなの。
この時、Wi-Fiルーターをアルミホイルを貼り付けた厚紙で360℃囲うんじゃなくて、
より強くWi-Fi電波を飛ばしたい方向は開けておくのがポイントよ。
私の説明だけだと実物が想像できない場合は、
Googleなどで「Wi-Fi アルミホイル 作り方」と検索すれば画像が出てくるわよ。
簡単に言うと、アルミホイルを貼り付けた厚紙を、
テレビでBSやCSを受信するのに使う「パラボラアンテナ」の傘の部分
いわゆるパラボラリフレクターのように使っちゃおうってわけ。
正直見た目は悪いけど、たったこれだけのことで効果抜群、
目に見えてWi-Fi電波が強くなるのよ。
モバイルルーターなら金属製のボウルやザルを使う方法も
Wi-Fiルーターだと端末のサイズに合わせられる厚紙を使った方が良いけど、
モバイルルーターだと金属製のボウルやザルを使うこともできるのわ。
金属製のボウルやアルミホイルを貼り付けた水切り用のザルと
モバイルルーター端末をまな板スタンドにセットするだけよ。
これも私の説明だけで分かりにくい場合は、
「Wi-Fi ボウル」とか「Wi-Fi ザル」と検索すると実物の画像が出てくるわ。
金属製のボウルやザルの他にも、
サイズが変えられて少し湾曲してる金属製の蒸し器プレートも使えるわよ。
先のWi-FiルーターはWi-Fi電波を強くするためだったけど、
モバイルルーターの場合はWi-Fi電波を強くすると言うよりも基地局からの電波を
端末がキャッチしやすくするためにボウルやザルを使うって感じね。
でも基地局からの電波がキャッチしやすくなれば、
モバイルルーターを使ってインターネットに接続した時の通信速度がアップするから、
効果としてはWi-Fiルーターと同じよ。
自作の「パラボラリフレクター」でWi-Fi電波はどれぐらい強くなる?
Wi-Fiルーターを囲うようにアルミホイルを貼り付けた厚紙をセットしたぐらいで、
本当にWi-Fi電波が強くなるのか疑問に思ってる人も多いんじゃないかしら。
自作のパラボラリフレクターでどのぐらいWi-Fi電波が強くなるかを説明する前に、
Wi-Fiの電波強度について簡単に説明しておくわ。
Wi-Fiの電波強度は「dbm(デシベルミリワット)」という単位で表されるのが一般的で、
dbmは0から-100で表示され、0に近い方が電波が強いことになるのね。
Wi-Fiの電波強度は
・Wi-Fiミレル
・WiFi Analyzer
などのスマホアプリでも測定できるわよ。
実際に実験した人によると、パラボラリフレクター無しだと-45dbmで、
自作のパラボラリフレクターを使うと-30dbmと15dbmもWi-Fiの電波強度が
アップしたんだとか。
Wi-Fiの利用環境によって多少結果が変わるけど、
それでも数dbmから10dbmぐらいは自作のパラボラリフレクターを使った方が
電波が強くなるケースが多いわ。
3dbm違うだけで実際には倍ぐらい電波が強くなるから、
電波強度が15dbmも違うと実際の電波の強さは10倍ぐらいの違いになるのね。
電波強度の目安
インターネットを快適に使う指標として「通信速度」はよく使われるけど、電波強度は
あまり使われないから、通信速度に比べると電波強度の目安って分かりにくいわよね。
電波強度の目安は
・~-50dbm・・・優良。どんなネットワークにも最適
・-65~-67dbm・・・非常に良好。動画や音声のストリーミング再生にも十分
・70dbm・・・データ利用にあたっての最低限の数値
・-80dbm・・・不良。安定さに欠ける
・-90dbm・・・非常に不良。ノイズが多すぎる
・-100dbm・・・最低。ほぼノイズのみ
となってるわ。
スマホアプリなどで自宅のWi-Fi電波を測った結果が-50dbm以上なら、
別にパラボラリフレクターを自作しなくても十分な電波強度よ。
もし自宅のWi-Fi電波が-65dbm以下の場合は、自作のパラボラリフレクターを使って
電波強度アップを図ってみてね。
ただ-80dbm以下だと、自作のパラボラリフレクターで電波強度が10~15dbm改善
されてもWi-Fiが快適に使えるまでにはならないかもしれないわ。
だから現状でWi-Fiの電波強度をアップさせるんじゃなくて、
Wi-Fiルーターの買い替えやWi-Fiの利用環境を改善するといったことを考えましょう。
モバイルルーターはパラボラリフレクターを使うと通信速度が4倍に!?
モバイルルーターに自作のパラボラリフレクターを使うと、
何と通信速度が最大で4倍以上になることもあるのよ。
WiMAXのモバイルルーターと自作のパラボラリフレクターを使った実験によると、
・パラボラリフレクター無し・・・15Mbps前後
・パラボラリフレクター有り・・・50~70Mbps
という結果が出てるの。
もちろんモバイルルーターの利用環境などによって変わるんだろうけど、
パラボラリフレクターを使ったことでWi-Fiの電波強度が増し、
結果的に通信速度もアップするのね。
ちなみにこの実験では、金属製のボウルよりもアルミホイルを貼り付けた水切り用の
ざるの方が通信速度が速くなってるわ。
自作のパラボラリフレクターは「大きさ」が重要
アルミホイルを貼り付けた厚紙なら何でも良いわけじゃなくて、Wi-Fiの電波強度を
アップさせるためには自作のパラボラリフレクターの「大きさ」が重要なのよ。
Wi-Fiルーターやモバイルルーターの端末に対して、
自作のパラボラリフレクターはできるだけ大きい方が良いわ。
難しい話をすると、電波の波長の長さに対して10倍以上の大きさの
パラボラリフレクターじゃないと電波強度アップの効果を最大限にはできないわ。
だから2.4GHzのWi-Fi電波を使ってる場合は全長1.2m、
5GHzの電波だと全長60cmぐらいの大きさのパラボラリフレクターが必要なのね。
とは言っても、さすがに1.2mのパラボラリフレクターなんて作れないし、
何よりそんな大きなパラボラリフレクターを置く場所が無いわよね。
だから、多少効果は下がっちゃうけど、
反対側から見て端末が隠れるぐらいの大きさのパラボラリフレクターで十分よ。
モバイルルーターぐらい端末が小さいと金属製のボウルでも良いんだけど、
Wi-Fiルーターってなるとアルミホイルと厚紙を使って自作しないといけないのよね。
自作のパラボラリフレクターが小さいと電波強度が不安定に
Wi-Fiルーターやモバイルルーターに対して自作のパラボラリフレクターが小さいと、
Wi-Fiの電波強度がかえって不安定になっちゃうのよねぇ。
パラボラリフレクターが小さいと、
向きや角度がちょっとでもズレるとWi-Fiの電波強度が下がっちゃうわ。
極端な話、スマホを右手から左手に持ち替えるだけで電波強度が下がったりするから、
スマホやパソコンを使う場所によってはパラボラリフレクターが邪魔になるわね。
パラボラリフレクターを大きくするとそれはそれで物理的に邪魔なんだけど、
Wi-Fiの電波強度をアップさせるならパラボラリフレクターは大きい方が良いのよ。
Wi-Fiルーターのアンテナにアルミホイルを巻き付けるのは論外
Wi-Fiルーターの機種によってはアンテナが付いてて、
そのアンテナからWi-Fi電波が送出されてたりするわ。
それなら、アルミホイルを巻き付けてWi-Fiルーターのアンテナを長くすれば、
Wi-Fiの電波強度が強くなるじゃないかって思うわよね。
でも実はこれ逆効果で、Wi-Fiルーターのアンテナにアルミホイルを巻き付けると
Wi-Fiの電波が遮断されて、電波強度が弱くなっちゃうのよ。
そもそもメーカーは研究に研究を重ねて、Wi-Fiの電波強度が強くなる最適な素材で
最適な長さのアンテナをWi-Fiルーターに取り付けてるわ。
それを素人考えで、別の素材を付け足してアンテナを長くしたところで、
Wi-Fiの電波強度は簡単にアップしないのよねぇ。
アルミホイルでWi-Fiの電波が強くなるのはなぜ?
アルミホイルや金属製のボウルなんかを使うことでWi-Fiの電波が強くなるのは、
電波の特性に因るものなの。
実は電波には、
周波数帯が高いと金属にぶつかった時に反射するっていう特性があるのよ。
Wi-Fiでは
・2.4GHz
・5GHz
という比較的高い周波数帯の電波が使われてるわ。
さらにWi-FiルーターやモバイルルーターのWi-Fi電波は、
端末を中心として放射状に送出されてるの。
そこでWi-Fiルーターやモバイルルーターの周りをアルミホイルやボウルといった
金属製の物で囲ってWi-Fi電波を反射させることで、
特定方向のWi-Fi電波が強くなるってわけなのね。
端末を金属から遠ざけるだけでもWi-Fiの電波強度アップ
自宅のWi-Fi電波が弱いと感じてる場合には、パラボラリフレクターを作る前に、
Wi-Fiルーターやモバイルルーターの周辺に金属製品を置いてないかチェックしましょう。
小さいパラボラリフレクターだとかえってWi-Fi電波が不安定になるように、
Wi-Fiルーターやモバイルルーターの近くに金属製品を置いてるとWi-Fi電波が
不安定になっちゃうことがあるのよ。
だからまずはWi-Fiルーターやモバイルルーターの周りに金属製品が無いかを
チェックして、金属製品があるならWi-Fiルーターやモバイルルーターから
できるだけ遠ざけた方が良いわ。
もし金属製品が動かせないなら、
Wi-Fiルーターやモバイルルーターの置き場所を変えることを考えてね。
自宅内では電化製品からの電波干渉にも注意
自宅でWi-Fiを使う場合には、他の電化製品からの電波干渉にも注意が必要よ。
Wi-Fiで使われてる2.4GHzという周波数帯の電波は、
電子レンジやコードレス電話機など一般的な電化製品にも使われてるの。
だから電子レンジやコードレス電話機の近くにWi-Fiルーターやモバイルルーターを
置いたり、あるいは電子レンジやコードレス電話機の近くでスマホなどを
Wi-Fi接続すると電波干渉によってWi-Fi電波が弱まっちゃうのよ。
ワンルームじゃないなら電子レンジやコードレス電話機と同じ部屋にWi-Fiルーターや
モバイルルーターを置いたり、同じ部屋でWi-Fiを使わないようにしましょう。
ワンルームの場合は、2.4GHzのWi-Fi電波を使うのを止めて、
5GHzの方を使うようにすれば良いわよ。
現状では5GHzの電波を使う電化製品はWi-Fiルーターやモバイルルーター以外に
無いから、自宅の中で電波干渉を受ける心配が無いのね。
パラボラリフレクターを作る以外にWi-Fiの電波強度をアップさせる方法は?
パラボラリフレクターを作るのが面倒、あるいはWi-Fiルーターの周辺にある程度の
大きさのパラボラリフレクターを置くスペースが無いって場合もあるわよね。
そこでパラボラリフレクター作る以外に、
Wi-Fiの電波強度をアップさせる方法を紹介するわ。
まず1つ目はWi-Fi中継器を使う方法よ。
Wi-Fi中継器はWi-Fiルーターから送出されたWi-Fi電波を増幅する機器なんだけど、
「Wi-Fiの延長コード」だと考えると分かりやすいわ。
Wi-Fiルーターを置いてる部屋とWi-Fiが繋がりにくい部屋の間にWi-Fi中継器を
設置することで、Wi-Fiが繋がりにくい部屋でもWi-Fiが繋がりやすくなるのよ。
ただWi-Fi中継器は設置場所が難しくて、スマホのアプリなどでWi-Fiの電波強度を
チェックしながら最適な設置場所を探さないといけないの。
またWi-Fi中継器の多くはコンセントに直接挿して使うタイプだから、
コンセントの差込口が無い場所に設置することができないわ。
メッシュWi-Fi
Wi-Fiの電波強度をアップさせるもう1つの方法は「メッシュWi-Fi」ね。
メッシュWi-Fiは、メインルーターとサテライトルーターという2台のWi-Fiルーターを
使って家中に網の目(メッシュ)のようにWi-Fi電波を行き渡らせる方法よ。
2台の機器を使うっていう点では先のWi-Fi中継器と同じなんだけど、
メッシュWi-Fiの場合は2台ともにWi-Fiルーターとしての機能が備わってるの。
Wi-Fi中継器にはWi-Fiルーターとしての機能は無くて、
Wi-Fi中継器だけだとWi-Fiは使えないわ。
でもメッシュWi-FiはメインルーターにもサテライトルーターにもWi-Fiルーターとしての
機能があるから、どちらか一方だけでもWi-Fiが使えるのね。
メッシュWi-Fiでは常に自分の近くにあるルーターに繋がるようになってて、
移動しても自動的に接続先ルーターが切り替わるようになってるから、
設定が面倒ってことも無いのよ。
ただWi-Fi中継器は今使ってるWi-Fiルーターにプラスして使うことができるけど、
メッシュWi-Fiは1からシステムを構築しないといけないわ。
当然メインのWi-Fiルーターも買い替えることになるから、
費用はWi-Fi中継器よりもメッシュWi-Fiの方が高くなるわね。
(安い機種は10,000円台で買えるが、高性能な機種だと50,000円以上することも)
Wi-Fiルーターとモバイルルーターの違いって?
ちょっと余談になるんだけど、
「Wi-Fiルーター」と「モバイルルーター」の違いが分かってない人って結構居るのよね。
そこでWi-Fiルーターとモバイルルーターの違いについて、簡単に説明しておくわ。
Wi-Fiルーターは、
光回線とかADSLといったいわゆる固定回線を無線化するための機器のことよ。
回線終端装置である光回線のONUやADSLのモデムにWi-Fiルーターを接続して、
Wi-FiルーターにスマホやパソコンをWi-Fi接続すると元の光回線やADSLを使って
通信できるって仕組みね。
一方モバイルルーターは、WiMAXやLTEといったモバイル回線にアクセスする機能を
持った通信端末のことよ。
だからモバイルルーターにスマホやパソコンをWi-Fi接続するだけで、
インターネットが使えるのね。
Wi-Fiルーターとモバイルルーターの大きな違いは、
直接インターネット回線にアクセスできるかどうかってことなの。
モバイルルーターは回線契約をしてるから、
直接インターネット回線にアクセスできるのよ。
でもWi-Fiルーターは直接インターネット回線にアクセスできないから、
光回線やADSLに接続しなきゃインターネットが使えないのよねぇ。
まとめ
アルミホイルを貼り付けた厚紙など自作のパラボラリフレクターを使うことで、
Wi-FiルーターやモバイルルーターのWi-Fi電波強度をアップさせることができるわ。
ただパラボラリフレクターは大きさも重要で、十分な大きさが無いと電波強度が
アップしないどころかかえってWi-Fiを不安定にさせちゃうことにもなるのよ。
だから大きなパラボラリフレクターを置くスペースが無いなら、
Wi-Fi中継器など他の方法でWi-Fiの電波強度をアップさせましょう。