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OPPOのスマートウォッチを身に着ける前に知っておきたい危険性の有無

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今やスマホとスマートウォッチをセットで使うのが当たり前となっていますが、
「OPPO」のスマートウォッチは比較的安価で購入できるので人気です。

ただ安価なだけに危険性を感じる人も少なからず居るでしょうから、
OPPOのスマートウォッチは安全に使えるのかを詳しく見ていきましょう。

     
   

OPPOは中国の電子機器メーカー

スマートウォッチの危険性を検証する上では、
OPPOが中国の電子機器メーカーであるという情報は欠かせません。

OPPOは2004年に中国広東省で創業した電子機器メーカーで、
現在も広東省に本社を置いています。

2017年に日本法人「OPPO Japan(現オウガ・ジャパン)」を設立して、
2018年から本格的に日本のスマホ市場に参入しました。

OPPOのスマートウォッチは危険性が低い

2023年現在、OPPOのスマートウォッチは危険性が低いと考えられます。

危険性が低い根拠として挙げられるのが、
現在までにOPPOのスマホやスマートウォッチで情報漏えいが発生していないことです。

HuaweiやZTEといった他の中国メーカーでは、ユーザー情報の漏えいが発覚したり、
情報漏えいのリスクが指摘されたりしています。

しかしOPPOのスマホやスマートウォッチで情報漏えいが発覚したり、
リスクが指摘されたという情報はありません。

もちろん「まだ表面化していないだけ」という可能性もありますが、
アメリカを中心とした欧米では中国製電子機器が危険視されています。

中国製電子機器全般が危険視される中でリスクの指摘すらされていないわけですから、
現状ではOPPOに情報漏えいのリスクは無いと考えられるのです。

スマートウォッチの利用で一番怖いの情報漏えいですから、
現状でそのリスクが無いOPPOは危険性が低いと言えるわけです。

OPPOはアメリカで制裁を受けていない

OPPOの危険性を否定する根拠としてもう1つ
「アメリカでOPPOが制裁対象になっていないこと」も挙げられます。

アメリカでは2020年から、安全保障上のリスクから中国の大手電子機器メーカーで
ある「Huawei」のアメリカでの取引を事実上禁止しています。
(参照:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN310E60R30C23A1000000/)

現在は解除されましたが、こちらも中国の大手電子機器メーカーである「ZTE」が
同様に安全保障上のリスクから取引制限などの制裁を受けました。

ただ実際にアメリカで制裁を現在進行形で受けているのはHuaweiだけ、
過去を含めてもHuaweiとZTEだけです。

OPPOは過去に一度もアメリカで取引制限などの制裁を受けておらず、
アメリカ政府から危険視されたことはありません。

中国製通信機器に厳しいアメリカで制裁対象となっていないわけですから、
日本でもOPPOの危険性は低いと考えられるのです。

中国政府や中国軍との関係が深くない

OPPOのスマートウォッチが他の中国製スマートウォッチに比べて危険性が低いと
言えるのには、OPPOが中国の政府や軍と近しい関係にないこともあります。

中国は元々社会主義国ですが、
現在は改革開放路線から一部自由主義経済を取り入れています。

現在のように一部とは言え自由主義経済が浸透してから創業した中国企業は、
比較的中国の政府や軍との関係が浅いことが少なくありません。

反対に自由主義経済が浸透する前に創業した中国企業は、
政府や軍と深い関係にあったり、強い影響を受けているケースが多いです。

実際にHuaweiは中国軍の関係者によって創業されており、
現在も無線通信やAIなどの分野で中国軍と共同して研究・開発を行っています。

ZTEはHuaweiほどではないものの、
やはり中国の政府や軍との関係がたびたび指摘されています。

OPPOは自由主義経済が十分に浸透してから創業したため、
中国の政府や軍との関係はHuaweiやZTEに比べると希薄です。

OPPOの創業者もメディアのインタビューで「Huaweiなどと違って
OPPOは中国政府の影響を受けていない」と発言しています。

影響を受けていないと発言した後で関係が発覚するとOPPOのダメージは
より大きくなるので、創業者の発言は信用できるのではないでしょうか。

中国の政府や軍の強い影響を受けていない以上は、スマートウォッチから取得とした

ユーザー情報を不正に利用する必要がOPPOにはありません。

不正利用の必要がないということは悪意を持った情報漏えいのリスクもありませんから、
OPPOのスマートウォッチは安全に使える可能性が高いというわけです。

セキュリティや個人情報保護の国際認定を受けている

OPPOは
 ・ISO/IEC 27001、27701、27018
 ・CSA スター認定
 ・ISO 37001
 ・eプライバシーシールGmbH
といったセキュリティや個人情報保護に関する国際認定を受けています。
(参照:https://www.oppo.com/en/legal/)

「ISO/IEC27001」は情報セキュリティマネジメントシステム、「27701」はプライバシー保護、
「27018」はパブリッククラウド上での個人情報保護に関する国際規格です。

「CSAスター」はクラウドセキュリティの認証制度、
「ISO37001」は贈収賄防止に関する国際規格です。

「eプライバシーシール」は、
電子通信でのプライバシー保護の国際的な規則を遵守していることを示しています。

いずれの規格や認証も取得のハードルはそれほど高くありませんが、
簡単に取得できるものでもありません。

少なくともユーザー情報を雑に扱っていては取得できないので、OPPOのスマート
ウォッチはセキュリティがしっかりしていて情報漏えいのリスクは低いと言えます。

OPPOのスマートウォッチには技適マークが付いているから安全?

OPPOのスマホやスマートウォッチの危険性を否定する根拠として、
「技適マークが付いていること」が挙げられることがあります。

ただ技適マークが付いていることと、OPPOのスマートウォッチにセキュリティや
情報漏えいのリスクの有無にはほとんど関係がありません。

技適マークは日本の電波法で定められている技術基準をクリアしているかを
示すものです。

OPPOのスマートウォッチを使っても電波法に触れないことを示しているだけで、
セキュリティや情報漏えいのリスクがないことを示しているわけではないのです。

そもそも技適マークが付いていない電子機器は日本では使えませんから、
技適マークが付いていないOPPO製品は日本で販売されていません。

OPPOのスマートウォッチが安いのは中国で作っているから

OPPOのスマートウォッチは価格が安いから、
性能が良くない上にセキュリティリスクがあると言われることもあります。

要するに、質が悪い上に悪意を持ってユーザー情報を集めるために販売しているので
利益が出ないぐらい安く販売できるというわけです。

実際にApple社のAppleWatchが安いものでも2万円以上するのに対して、
OPPOのスマートウォッチは1万円以下で買えます。

AppleWatchは価格に比例した性能を備えている上に、
「Apple」というブランドに大きな付加価値があるので高い価格で販売されています。

OPPOのスマートウォッチはOPPOブランドにAppleほどの付加価値が無いことに
加えて、中国で作っているから安く販売できるというわけです。

中国には現在世界中の電子機器メーカーの工場が集まっており、
研究・開発から部品調達、最終チェックまで一貫して国内で行えるようになっています。

製造コストが抑えられるから安く販売できるのであって、
悪意を持ってユーザー情報を集めるために安く販売しているわけではないのです。

     
   

OPPOのスマートウォッチにリスクがないわけではない

OPPOのスマートウォッチに現状ではほとんど危険性はありませんが、
将来に渡って安全に使えるかは分かりません。

中国には、いかなる個人・企業も国家の情報活動を支持して援助・協力することを
定めた「国家情報法」という法律があります。

国家情報法は現状では厳格に運用されていないようで、表立って通信機器メーカー
などにユーザー情報を政府に提供するようには求められていないです。

ただロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナと立て続けに国際問題が発生しており、
いつ国際問題に中国が関わるか分かりません。

中国が何らかの有事に接した際には、国家情報法を厳格に運用してOPPOを始めと
した通信機器メーカーにユーザー情報の提供を強く求める恐れが十分にあります。

現状ではOPPOのスマートウォッチは安全に使えますが、将来的にはユーザー情報が
中国政府に渡る恐れがあることも頭に入れておかないといけません。

機能性が高くなく、トラブルの報告も

OPPOのスマートウォッチはAppleWatchなどと比べると機能性はそれほど高くなく、
AppleWatchで使える機能が使えないこともあります。

例えばOPPOのスマートウォッチは「NFC」には対応しているものの、
いわゆる「おサイフケータイ」には対応していません。

おサイフケータイの利用にはNFCの一種「Felica」に対応している必要がありますが、
OPPOのスマートウォッチはFelica非対応です。

日本でスマートウォッチを使った電子決済にはFelicaが多く使われており、
OPPOのスマートウォッチでは使えない電子決済の方が圧倒的に多いのです。

またタッチパネルが反応しない、スマホとの接続が勝手に解除されて
再接続できないなどのトラブルも報告されています。

「スマートウォッチで当たり前にできる」と思っていることが、
OPPOのスマートウォッチだとできないこともあるので注意が必要です。

まとめ

OPPOのスマートウォッチは現状ではセキュリティリスクは報告されておらず、
危険性は低いと考えられます。

ただ中国メーカーの製品だけに、将来に渡って安全に使えるかは正直分かりません。

おサイフケータイが使えないなど機能面の問題もありますから、
OPPOのスマートウォッチを購入する際は慎重に検討した方が良いでしょう。

   
   

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